【バスケット通信】Bリーグに異色のホームアリーナ SR渋谷の拠点は青学大 産官学連携で実現(3/4ページ) - 産経ニュース

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Bリーグに異色のホームアリーナ SR渋谷の拠点は青学大 産官学連携で実現

 渋谷区にとってもSR渋谷の存在は、区民へのスポーツ振興を図る上では格好の材料だ。ホーム開幕を翌日に控えた10月7日には職員が黄色のポロシャツを着用して機運を盛り上げ、8日の開幕セレモニーに出席した長谷部健区長は「優勝したらぜひ渋谷でパレードを」とぶち上げた。

 青学大も地域貢献や社会貢献を重視。三木義一学長が「収益性はあまりない」と語ったように、使用料は大きく抑えた。一方でSR渋谷の親会社である日立製作所の協力を得て、1964年完工の体育館の空調設備やトイレ、シャワーなどを改修。授業や大学の部活動に支障が出ないよう、渋谷区が区内の施設を貸し出す配慮もあった。

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 プロの興行として唯一の懸念材料だったのが「アルコール厳禁」の条件。青学大はキリスト教の中でも禁酒を基本的な立場とするプロテスタントのメソジスト派。会場への酒の持ち込みは認められず、当然アルコール類の販売もできない。収益確保の上では痛手だが、SR渋谷も「地域貢献」を重視。試合開始時間は、その前後に食事を楽しめる午後2時または6時に設定した。「試合帰りに渋谷や表参道で食事や祝勝会をやっていただければ近隣も潤う」と岡社長。近くに店舗を構えるメキシコ料理店とのタイアップも始まった。