島根県東部のローカル私鉄・一畑電車恒例の「駅サイトまつり」が、出雲市平田町の雲州平田駅で開かれた。同社車両のそろい踏みをはじめ、86年ぶりとなるオリジナル新造車両の公開やグッズ販売などで、鉄道ファンや乗り物好きの子供たちを喜ばせた。
「鉄道の日」(10月14日)にちなみ、同社が毎年開催しているファンイベント。オープニングの車両紹介では、「しまねっこ号」や「しまねっこ号II」、5000系車両などが次々と現れてホームに停止。国内最古級の名物電車「デハニ50形」や軌道自転車なども走行し、華を添えた。
停止車両内では、来年用カレンダーなどオリジナルグッズが販売されたり、カフェスペースとなったりした。さらに、年内の路線投入が予定されている新造車両も登場。車両内が公開され、訪れた人たちが真新しいシートに座ったり運転席を見学したりして、「これが路線を走るのが、楽しみです」などと話していた。