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日本のノーベル賞受賞に「アジアの希望」、率直な称賛多く 「中国人使った人体実験のおかげ」との声も

 劉氏はイスラエルやフィンランド、韓国、スウェーデンなどのGDPに占める研究開発費の割合は日本を上回っているものの、フィンランドと韓国はこれまで自然科学分野でノーベル賞を受賞していない現状を指摘し、単純に研究費だけの問題ではないと主張。日本の研究者のノーベル賞受賞の背景には「彼ら特有の自己と戦い、ものごとを極める『匠の精神』」があり、それは外的環境に頼らない内心のエネルギーだと論じた。さらに「匠の精神と純粋な学問の楽しさに相反するのが功利主義と実用主義であり、これはまさに現在、中国の学術界にはびこるよくない傾向だ」と訴えた。

 一方、中国誌の財新週刊は北京大学の饒毅教授のコメントを掲載。饒氏は「1980年代、日本の生物医学研究は相当な水準に達しており、この時代に多くの重要な研究が行われた。今回の受賞研究の重要な成果は90年代初期のものだ」と分析。「われわれ中国は現在前進してはいるが、日本の90年代の水準まで達していない。全体的にいえば生物医学は日本に20年遅れている。この差を埋めるのにどれだけ必要か予測するのは不可能だ」と語った。

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