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世界市場の制覇を目指す日本の食品メーカー

國分副社長は「今のところ中国進出、その他のアジア諸国へ進出、貿易の3本柱を基盤とする国際戦略を展開中だ。この3つにより、国際ビジネスの強化を図りたいと考えている」と述べた。

国内市場の縮小は日本企業すべてにとっての新たな課題となっており、国内での売り上げ増加には独創的な発想が必要だ。国分グループ本社の国内戦略は、製品ラインアップへの生鮮品の追加など製品の多様化と、販売チャネルの多様化に集中している。

同社の主力は加工食品やアルコール飲料だが、國分副社長は「アイスクリームや冷凍食品、菓子、さらに野菜、果物、肉を含む生鮮品なども新たに取り扱い、分野を広げている」と語った。

また、國分副社長は「これまでは簡単に売り上げを伸ばすために取り扱う製品を増やしてきた。しかし、取り扱い製品を増やすだけでは、増やした分の成長しか望めない。だからこそ、新製品の提案に加えて新しい販売方法を模索している。これまでにもスーパーマーケットからコンビニエンスストア、ドラッグストア、百貨店、食品サービス、その他の食品売場まで販売チャネルを広げてきた」と述べた。(Our World JAPAN/THE WORLDFOLIO.COM)

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