大学の女子力

休日はバイクでツーリング、ものづくりで超高齢社会に貢献を 大阪電気通信大(2)工学部電子機械工学科3年、乾結貴さん(21)

バイクが趣味の乾結貴さん。休日は父親や友人とツーリングに出かける
バイクが趣味の乾結貴さん。休日は父親や友人とツーリングに出かける

 大阪電気通信大学工学部電子機械工学科3年の乾結貴さん(21)は、3年前の入学式の光景が忘れられないという。周囲を見渡すと男子学生ばかり。高校までは共学で男女比もほぼ同じだっただけに、学科内の環境に驚いたという。

 そんな戸惑いも大学が始まるとすぐに解消し、キャンパスライフを堪能する日々だ。授業では実験やリポート提出に力を注ぐ一方、今春から学内のロボット開発プロジェクト「自由工房」に参加し、マイクロマウスという小型ロボットづくりにも挑戦。「充実した毎日に手応えを感じています」と話す。

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 幼いころから活発な子供だった。小学校はソフトテニス部、中学校は吹奏楽部で活躍。中学2年の時には空き缶集めを校内に呼びかけ、換金して購入した車いすを高齢者施設に寄付したことも。高校時代は生徒会長に立候補し、校内新聞のデザインを変えるなど学内改革に取り組んだ。

 一方、近未来アニメの影響でメカニックなものへの興味が広がり、「ものづくりをしてみたい」と大阪電気通信大に進学。メカ好きが高じ、大学入学と同時に普通二輪の運転免許を取得し、休日は250ccバイクに乗って父親や友人とツーリングに出かける。自宅がある京都市から近畿各地に足を延ばすといい、「風を感じて走りながら、ギアチェンジするときの感覚が大好きです」と乾さん。

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