民進・蓮舫代表会見詳報(上)

「ほっこりする質問、ありがとうございます」 二重国籍問題に関する厳しい追及をかわした後は…

【民進・蓮舫代表会見詳報(上)】「ほっこりする質問、ありがとうございます」 二重国籍問題に関する厳しい追及をかわした後は…
【民進・蓮舫代表会見詳報(上)】「ほっこりする質問、ありがとうございます」 二重国籍問題に関する厳しい追及をかわした後は…
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 民進党の蓮舫代表は13日の記者会見で、日本国籍と台湾籍のいわゆる「二重国籍」問題に関連し、「戸籍法にのっとって、適正な手続きをしている」と繰り返す一方、国籍法で義務づけられた日本国籍の選択を宣言した時期への言及を避け続けた。詳細は次の通り。

冒頭発言

 (衆参両院の)予算委員会の審議、集中(審議)などを通じて、改めて大きな関心を持っているのが、年金だ。政府は(賃金が物価より下がった場合に年金額を引き下げる年金制度改革関連法案の野党側の呼称である)「年金カット法案」をこの国会で何としても通したいという姿勢を譲っていないが、審議を通じて明らかになったのは、この法案による新ルールを適用すると、過去10年間さかのぼると現在支給している額より5%低い。国民年金にして4万円、厚生年金にすると14万円下がっているという試算を玉木雄一郎衆院議員が衆院予算委員会で指摘した。

 このことについて、安倍晋三首相は明快な答えをしておらず、私たちの質疑者に対して批判めいた答弁をしている。ならば、政府が試算すべきだ。この法案を出しておきながら、どれくらい年金が下がるか、試算していないというのは、明らかに誠実ではないと思うし、国民の年金不安をむしろ政府の言動によって高めることにつながる。ここはもっと丁寧に審議していくべきだ。

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