福島第1原発で海側の凍土遮水壁が0度以下に

 東京電力は13日、福島第1原発の汚染水対策で設置を進めている凍土遮水壁について、海側部分が初めてすべて0度以下になったと発表した。今後、遮水効果の検証を行うという。まだ地表部分は十分に凍結していないが、地下水が流れる地中部分は凍結したとみられるという。

 東電によると、海側の凍土遮水壁は668本の凍結管からなり、これまで凍っていなかった1、2号機の海側にある最後の1カ所が、9日に0度以下になった。凍土遮水壁をめぐっては、3月から凍結作業を始めたが、思うように凍らず、凍結を促すためセメントを注入するなどして完全凍結を目指していた。

 福島第1原発では、建屋内に1日数百トンの地下水が流入し、汚染水が増える要因になっている。遮水壁は山側にも設置をすすめており、完成すれば地下水の流入を減らす効果が期待されている。

会員限定記事会員サービス詳細