質問を終え、休み時間に入ると同時に会場の外に出ました。会場で配られていたチラシは、前回のなでしこリポートでお伝えした西早稲田2-3-18にある「女たちの戦争と平和資料館」で渡されたものと同じで、今回の「日韓合意後も個人賠償は可能」と考えて活動する団体とユネスコの記憶遺産に慰安婦問題を登録しようとしている団体がつながっていることもわかりました。日韓合意があり、日本政府が10億円を韓国政府に支払ったことで、彼らはかなり焦っています。残る最後の砦が「河野談話」だというわけです。
一時は見直しの一歩手前までいった河野談話。彼らはこの問題がある限り慰安婦問題は終わらないと主張しますが、我々、真実を訴える側もこの談話を破棄しない限り、闘いは終わらないと改めて感じたのでした。
■杉田水脈(すぎた・みお) 昭和42年4月生まれ。鳥取大農学部林学科卒。西宮市職員などを経て、平成24年に日本維新の会公認で衆院選に出馬し、初当選。平成26年に落選後は、民間国際NGOの一員として国際社会での日本の汚名をそそぐために活動を続けている。好きな言葉は「過去と人は変えられない。自分と未来は変えられる」。