球界暴露本

「東京ドーム内で覚醒剤を隠せる場所を探し回った」…元巨人・野村貴仁の「クスリ漬け半生」告白に球界騒然

 野村はオリックス時代から「グリーニー」と呼ばれる薬物(当初は禁止薬物ではなかった)に手を出したことを認めている。本人によれば、当初は鼻炎を解消させるための服用だったが、やがて常態化していった。巨人時代、入手した覚醒剤を球場内に隠し、必要なときに取り出しては使用した。数々の修羅場をくぐり抜けてきた中継ぎエースとは思えないほど、何かに怯え、心はガラスのように壊れやすかった。

 「最初は東京ドームのロッカールームに保管していたが、いつどんなきっかけで発覚するかわからない。こんな心理状態では、とてもではないが野球に集中できない。時間を見つけては、東京ドーム内で隠せる場所を探し回った。あるとき、バックスクリーンの奥にトイレがあることを知った」「隠しておくには、またとない場所だ。そう思うやいなや、密封できるカプセルに覚醒剤を分けて、それらを袋に入れて、さらにティッシュペーパーにぐるぐる巻きにしたうえで、人目をしのんでそのトイレへと運んだ」

 ハードボイルド小説のような緊張感漂う描写に驚嘆するしかないが、これが真実であれば聖地を冒涜していたことになる。野村は「隠し場所」から覚醒剤を取り出してはコーヒーに混ぜて、同僚の清原に差し出すこともあったという。

 オリックスに入団当初、外木場義郎二軍投手コーチ(元広島)から「打たれたときこそ胸を張れ。ピンチになっても、堂々としていろ。そうしていれば、相手は『まぐれで打てたのか』と思うようになる」と忠告を受けたという。野村はその後も「金言」のようにこの言葉を大事にしてきたという。しかし、マウンド上ではそれもいいが、野球を離れればときにはったりと映る。弱肉強食の厳しさの中で、覚醒剤に手を染めたことは自分への甘えと弱さゆえで、同情の余地はない。

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