ビジネスの裏側

リアルな恐怖追求して20年、続くバイオハザードの挑戦 新作はVR対応

 さらに文化の違いも考慮する必要がある。日本国内向けの作品はゾンビの体の部位を切っても身体が欠損しないよう表現を抑える傾向があるが、北米向けでは欠損する描写を残している。国ごとに色分けしながら、支持を広げてきたわけだ。

 作品は米ハリウッドでも映画化され、シリーズ化にも成功。年末には最新作が上映される。25年からはテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市)で毎年、期間限定の人気のアトラクションとしてバイオハザードが登場するようになり、人気を博している。

 川田氏は「怖い体験をし続けてもらうために、イノベーション(革新)を躊躇(ちゅうちょ)しない作品づくりをしていきたい」と話している。

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