芸能考察

魔女の呪い、しゃべられない女性ボーカルと冒険するバンド「魔法少女になり隊」に注目 RPGの世界をロック音楽で表現…

物語性が高いロールプレイングゲーム(RPG)系バンドとして話題の「魔法少女になり隊」。左から明治(ギター担当)、gari(VJ兼ボーカル担当)、火寺バジル(ボーカル担当)、ウイ・ビトン(ギター担当)
物語性が高いロールプレイングゲーム(RPG)系バンドとして話題の「魔法少女になり隊」。左から明治(ギター担当)、gari(VJ兼ボーカル担当)、火寺バジル(ボーカル担当)、ウイ・ビトン(ギター担当)

 長年、新聞記者をしているが、先日、初めての経験をした。筆談でインタビューしたのだ。取材相手はソニー・ミュージックレコーズから9月にシングル「KI-RA-RI(キラリ)」でメジャーデビューした4人組バンド「魔法少女になり隊」の女性ボーカル、火寺バジルだ。

▼ソニー「魔法少女になり隊」のページ http://www.sonymusic.co.jp/artist/mahousyoujoninaritai/(外部サイト)

 メンバーは、魔法少女見習いのバジルのほか、明治(ギター担当で女剣士)、gari(VJ兼ボーカルで妖精)、ウイ・ビトン(ギター担当でスナイパー)なのだが、なぜ筆談になったかというと、バンドのスポークスパーソンである火寺が、魔女に呪いをかけられ、会話できなくなってしまったというのだ…。

 gariによると、約2年前、とある森を散策していたところ、空中に浮いていた鮭おにぎりを食べた火寺が魔女に呪いをかけられ、言葉がしゃべれなくなってしまった。

 魔女のおにぎりを勝手に食べて、呪いがかかったというわけだが、その一部始終を見ていた妖精のgariが、火寺に「君は魔法少女になるんだ」とコンパクトを手渡した。火寺がそのコンパクトを叩くとマイクが出てきた。

 どうやら魔女は、人の弱い心である「ダークネス」が好物なのだが、火寺の歌声には「ダークネス」を「ハピネス」に変える力があるといい、その「ハピネス」こそが火寺にかけられた魔女の呪いを解くことができるというのだ。

 というわけで、彼女はその呪いを解くために必要な「ハピネス」を集めるため「歌」という魔法を使いながら、gariや明治、ウイ・ビトンとともに冒険の旅に出ることになった。

 これが「魔法少女になり隊」の物語。「ドラゴンクエストシリーズ」のようなファンタジー系ロールプレイングゲーム(RPG)の要素を多分に盛り込んだ新世代のロックバンドで、サウンドの方も、こうしたゲームで聴かれるようなポップな電子サウンドに、メタルっぽいハードなギターや超高速で疾走するバスドラム、火寺のパワフルなボーカルが加わり、彼らの物語を知らずとも、十分に楽しめる質の高いサウンドを披露する。