速報

速報

北朝鮮がまた飛翔体発射

アニメ最前線

映画「君の名は。」が中高年にもウケている? なぜハマっているのか

 「よく分からないところもあったけど、全体的に楽しめた」と語るのは60代女性。瀧と三葉のすれ違いにドキドキしたといい、「ときめきを感じた。あと50歳くらい若かったら、自分もはまっていたと思う」と少し恥ずかしそうに語った。

タイトルに聞き覚えが…

 過去の名作とタイトルが同じなため、何となくなじみやすかった-という声もある。昭和27年にNHKラジオドラマとして放送され、平成3年には朝ドラ枠でテレビドラマにもなった「君の名は」のことだ。

 「君の名は」の舞台は、先の大戦末期の東京。空襲のさなか、逃げ惑うヒロインの真知子は春樹という男性と出会う。命からがら銀座・数寄屋橋までたどり着いた2人は、「生きていたら半年後にこの場所で会おう」と約束する。その後、同じ橋の上で待ちながらも、すれ違いのため会えなかった2人。3度目にようやく再会できたのだが…という筋書きだ。

 「会えそうで会えない」2人の純愛ともどかしさが人気を集め、「番組が始まる時間には銭湯の女湯から人がいなくなった」という逸話も。その後、同作は何度もテレビドラマ化され、平成3年には朝ドラに。見たことはなくても、タイトルを聞いたことがある人は結構多いのではないか。

 「新海監督の『君の名は』へのリスペクトを感じる」と指摘するのは、エンターテインメント情勢に詳しい同志社女子大の影山貴彦教授(53=メディア論)だ。

 「『君の名は。』のヒロインの三葉が、瀧君に気づかず通り過ぎる場面にはハッとしましたね。もちろん、両作品はストーリーも時代も違いますが、共通して感じるのが『切なさ』と『やるせなさ』。両作品を見ている人は、似たような感動を抱いたのではないでしょうか」