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天皇、皇后両陛下は1日、岩手県北上市の北上総合運動公園北上陸上競技場で、国民体育大会の総合開会式に臨まれた。東日本大震災の被災地での国体開催は初めてで、両陛下は参加者とともに犠牲者に黙祷(もくとう)をささげられた。
式典前の演技では、釜石虎舞や盛岡さんさ踊りなどの郷土芸能で復興に向かう姿を力強くアピール。側近によると、式典に先立つ会食の場では、県内で郷土芸能がさかんであることが話題に上り、両陛下は興味を持っておられた。式典後は「天候にも恵まれ、とてもいい開会式でした」と話されたという。
2日には、盛岡市内の施設で行われた体操の少年男子、少年女子をご観戦。競技の合間に選手らの拍手に迎えられて貴賓席に着くと、身を乗り出すようにして華麗な演技に目を留め、着地を決めた選手らに拍手を送られた。