シングル時代

栄養バランスが崩れやすくなる『孤食』 調理を工夫し低栄養を改善

 跡見学園女子大学の石渡尚子教授(食生活学)は「特に問題なのが、1人で食べる『孤食』。品数が減り、栄養バランスが崩れやすくなる」と指摘する。うどんなどの炭水化物の多い食事が目立ち、筋肉の維持などに必要なたんぱく質が不足してしまうのだという。

 ◆電子レンジで

 栄養をバランスよく取るためには、「1人分の食事作り」がポイントになる。

 レシピ本「朝・昼・晩はじめてのシニアの1人分ごはん」(家の光協会)の著書がある管理栄養士で、福岡女子大学客員教授の村上祥子さんは「野菜の調理には電子レンジを使うと手軽。加熱することでかさが減り、食べやすくもなる」と話す。

 例えば、春菊のおひたしは、電子レンジに使えるポリ袋に春菊を入れ、耐熱皿に載せて加熱し、調味料であえるだけ。手軽にたんぱく質の摂取ができるヨーグルトも耐熱容器に入れ、30秒ほど加熱すると食べやすくなる。

 ◆ポリ袋活用

 複数のメニューを同時に調理できる「ポリ袋料理」も覚えておきたい。

 食材と調味料をポリ袋に入れて空気を抜いてしばり、鍋に沸かしたお湯の中に入れて調理する。ポリ袋は半透明の高密度ポリエチレン製で市販されている保存用のものを使う。鍋底に皿などを敷くと熱で溶けない。また、しばった部分が鍋の外側に出ないようにする。

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