「ふくいサーモン」生産拡大本格化へ 福井の産学官グループで共同研究

 県水産課は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)での国の地域戦略プロジェクトに入っており、大規模水産加工施設(敦賀市)で加工して、将来的に海外にも出荷する考えだ。

水産物展示

 国内外からの水産物約650品を一堂に集めて商社や小売店などに紹介する商品展示商談会では、今年5月に水揚げされた「ふくいサーモン」(冷凍)や三枚におろしたフィレなどの加工品、水槽に入った稚魚、養殖技術の研究などを展示しPRした。バイヤーのスーパーマーケット仕入担当者は「福井で育った魚として客の反応はいい。ふくいサーモンの油の乗りは外国産と変わらず、さらにあっさりしている」と話した。

 福井中央魚市によると、今年は6月に生後半年ほどの稚魚(50グラム)を購入し大野市の養魚場で約300グラムに生育。11月末ごろにはおおい町大島沖の2基のいけすに約5万匹を放流する。来年5月には約100トンを水揚げする予定だ。

 養殖は漁協や県漁連、福井中央魚市などでつくる福井沖合養殖振興組合が26年、福井市沖で養殖試験を開始。昨年はおおい町大島沖のいけすで県内育ちの稚魚を使って養殖し、今年5月に約20キロを水揚げした。

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