参院予算委詳報

蓮舫氏「逃げないで」「恥ずかしくないですか」「気持ちいいぐらいまでの変節」と安倍首相や稲田朋美防衛相を猛口撃

蓮舫氏「私たちは平成17年に憲法提言をまとめたときに、新しい憲法は5つの基本目標を達成するものでなければならないとしました。国民主権国家、普遍的な人権の保障、平和創造国家、国の統治機構の確立と分権国家の創出、そして日本の伝統と文化の尊重とその可能性の追求、合わせて個人、家族、コミュニティー、国家、国際社会、こうした適切な関係を樹立して、重層的な共同体的価値意識の形成を推進すること。これが私たちの考えなんですが、我々のこうした考え、目を通されたことありますか。このことについて総理はどのようにお感じなのか教えてください」

首相「今、繰り返しになりますが、衆議院でも議論させていただいたのですが、今ここで私が立っておりますのは、行政府の長として、内閣総理大臣としてここに立っているわけでございます。自民党の総裁の立場としては、すでにこの憲法改正草案が、これは谷垣禎一総裁の当時に自民党で議論を重ねた末、取りまとめられたわけでございますが、自民党に対しましては総裁として、この草案のもとにですね、まとまってですね、しっかりと憲法審査会において議論をしてもらいたいということは話をしておりますが、今ここに立っておりますのは内閣総理大臣として立っておりますので、憲法の中身について議論する立場にはないだろうと、こう考えている次第でございます。再三、申し上げているように、これは内閣の、いわば閣法として憲法改正草案を提出する立場ではなくて、まさに参議院、衆議院において、それぞれの憲法審査会において、院において、ご議論をし、3分の2が形成されれば発議をしていただきたいと、こういう考え方でございます」

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