首相「現在、政府や与党の税制調査会において、議論をいただいているところです」
蓮舫氏「夫婦控除も検討されているのですね」
麻生太郎財務相「配偶者の控除については、いろいろな意見が政府税調、また与党のなかでも出されており、いろいろな意見のなかで夫婦控除もあるとご理解いただければと思います」
蓮舫氏「配偶者控除の全廃は、新たな増税になるため、その痛みをどうやって緩和をするかについて私たちも提案しなければならない。ただ、ここで夫婦控除導入の検討と伝わる。ここにも夫婦とか家族が出てくる。なぜ、夫婦なのでしょうか。個人ということも考えられますか」
首相「今、麻生大臣から答弁されたように、今の段階では、まだ、ひとつの考え方として、そうした議論が出されているということで、今はまだ議論の過程です」
蓮舫氏「税制が結婚に対して、中立でなくなることは避けるべきと私は考えます。多様な生き方を先ほど来紹介していますが、いろいろな生き方があってよいと思います。安倍政権が進める介護、育児、夫婦控除という税制も含めて、憲法24条の家族規定の新設、残念ながら、そこが重なってくる。家庭に女性の固定的な役割を担うような政策に進んでいるように思えるので、あらためて憲法24条の考え方を今日はうかがいたかった。全く答えていただけないが、国会内で審議が進んでいく際に、自民党の憲法草案の中身を変えていくことはありますか。それとも憲法草案は絶対で一文字も変えないお立場ですか」