住友生命に米国の社債運用の秘訣伝授 米生保、連携強化で低金利に対応

住友生命保険傘下に入った米シメトラのトーマス・マーラ社長=4日、東京都中央区(米沢文撮影)
住友生命保険傘下に入った米シメトラのトーマス・マーラ社長=4日、東京都中央区(米沢文撮影)

 住友生命保険傘下の米中堅生保シメトラ・ファイナンシャルのトーマス・マーラ社長兼最高経営責任者(CEO)は4日、産経新聞のインタビューに応じ、住友生命に米国社債への投資のノウハウを供給する方針を明らかにした。世界的に低金利が続く中、少しでも高い利回りを求めて連携を強化する。

 今年2月の住友生命による買収について、マーラ氏は「米国内でトップクラスを目指す当社にとって、住友生命の財務力や信用力、歴史、経営規模が大きな後押しになる」と述べた。

 シメトラは住友生命から、すでに2人の運用担当者を受け入れている。近く追加で1〜2人を迎え、投資対象の銘柄選択やリスク管理に関するノウハウを供給する。シメトラにとっても、住友生命と組むことで、好条件で投資できる効果が期待できるという。

 足元の運用環境について、マーラ氏は「運用は慎重に検討する必要がある」と述べ、品ぞろえ強化などで落ち込みをカバーできるとの考えを示した。このうちシメトラが得意とする一部に株式を組み込む個人年金の商品設計についても、住友生命にノウハウを供給する方針だ。