仙台・中1いじめ自殺損賠訴訟 市と同級生側争う姿勢

 仙台市泉区の館中1年の男子生徒=当時(12)=が平成26年9月に自殺したのはいじめが原因だったとして、男子生徒の遺族が、市と当時の同級生8人に計約5500万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が3日、仙台地裁(大嶋洋志裁判長)であった。市と同級生側は請求棄却を求め、争う姿勢を見せた。

 遺族側代理人によると、市は答弁書で「いじめと自死の因果関係はない」、同級生らは「いじめはなかった」などと主張した。

 男子生徒の父親は「(市側の主張は)事実とかけ離れている。裁判を通じて、全国にいじめはやってはいけないと伝えていきたい」と話した。

 生徒の自殺をめぐっては、市教委の第三者委員会が調査を実施。今年3月、「いじめと自殺とは関連がある」と結論づけた。一方で遺族は昨年12月、仙台簡裁に民事調停を申し立てたが、市側は賠償責任はないと主張し、6月に不成立となっていた。

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