若冲、京都・錦市場商店街の夜を彩る 50店舗のシャッター、ライトアップ

 江戸時代中期に京都で活躍した絵師、伊藤若冲(1716〜1800年)の生誕300年を記念して、若冲の生誕地近くである錦市場商店街(京都市)で2日、約50店舗のシャッターに若冲などの原画を印刷した特殊フィルムをつけてライトアップする、ナイトミュージアム「伊藤若冲とみずのき」(京都文化協会など主催)が始まった。

 若冲は、京都・錦小路の青物問屋の長男として1716年に生まれ、江戸時代中期に絵師として活躍。色鮮やかで緻密な描写、写実性と独創的な表現を特徴とした。

 錦市場では約390メートルにわたり、若冲の「樹花鳥獣図屏風」や「鳥獣花木図屏風」などの原画を印刷した特殊フィルターをシャッターに貼りつけ、ライトアップ。また、概念にとらわれずに自由な発想で制作された「アール・ブリュット」(生(き)の芸術)の作品も展示されている。展示に参加した昭和5年創業の京つけもの「桝●」の宇津康之社長(48)は「伊藤若冲の素晴らしさを広く知ってもらえたら」と話した。

 30日まで。午後7〜10時。16日までは若冲とアール・ブリュットを組み合わせた映像作品も上映。

●=にんべんに吾

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