高槻市立小講師が児童の個人情報紛失 自転車のカゴに入れたまま…37人分

 大阪府高槻市教委は3日、市立川西小学校の60代の女性講師が、児童の氏名や学年、成績などの個人情報が記された書類を学外に持ち出し、紛失したと発表した。

 紛失したのは、この女性講師が受け持っていた2年生の児童37人分の氏名、学年、クラス、出席番号、3科目の評価が掲載された「教務必携」など。現時点で二次被害は発生していないという。

 同市教委によると、女性講師は自転車で帰宅途中の2日午後6時ごろ、これらの資料が入っていたバッグを自転車のカゴに入れたまま美容院へ立ち寄った。約1時間後に、バッグがなくなっていることに気付き府警高槻署に届け出たという。児童の個人情報を持ち出す際は、管理職の許可が必要だが、女性講師は申告なく持ち出していた。

 市教委では、対象となる児童の家庭を訪問して謝罪するほか、4日に保護者説明会を開くとしており、担当者は、「指導の徹底を図り、再発防止に努めていきたい」としている。

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