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「花婿はいませんが、私は花嫁になります!」…お一人さまウエディングをする女性たちの本音を男性記者が聞いてみた

【トレンド日本】「花婿はいませんが、私は花嫁になります!」…お一人さまウエディングをする女性たちの本音を男性記者が聞いてみた
【トレンド日本】「花婿はいませんが、私は花嫁になります!」…お一人さまウエディングをする女性たちの本音を男性記者が聞いてみた
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 独身や既婚の女性が一人でウエディングドレス姿の写真を撮影する「ソロウエディング」が注目されている。「女盛りの姿を残しておきたい」「婚活を続けるパワーを」。憧れの衣装に身を包んでカメラに納まる彼女たちの胸の内は、実にさまざまで…。(玉崎栄次)

「自分を振るい立たせるお守り」に

 「一生、ウエディングドレスを着ることはないかも…」

 思うように婚活が進まず、気分も沈みがちだった会社員の女性(45)=東京都杉並区=は今年3月、思い切って結婚相談所「結婚情報センター ノッツェ」(東京都新宿区)が企画するソロウエディングに挑戦した。

 所要時間は2時間。まずは、専属のスタッフとのカウンセリング。婚活の状況や、恋愛に対する意識などを話し合う。タロット占いで未来を診断してくれるといったユニークなサービスも受けられる。

 次に、ドレス選びに移る。デザイナーと一緒に理想の一着を見つけ出す。そして、ヘアメーク。専門家の提案を受けて、普段自分では選ぶことのない髪形に挑戦する女性も多い。その上で、プロのカメラマンによるドレス姿の写真撮影が行われる。

 ただし、スタジオに到着した時点から、撮影は行われている。お店に到着されたときからフィッテイングに至るまであらゆるシーンを撮影してくれており、それらの写真はデータで持ち帰ることができる。費用は3万2400円。それで花嫁になれる。

 「一人で楽しいのかな。最初はそんな不安もあったけれど、非日常的な体験が自分を変えてくれた。ドレスを着ると気持ちが高まって、寂しいどころか、返って結婚願望が強まった」

 女性は一人で暮らす部屋に、お気に入りの一枚を飾っているという。

 「自分を振るい立たせるお守りです」

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