浪速風

まるで野球漫画のヒーロー

圧巻の投球で優勝投手となった日本ハム・大谷翔平=西武プリンスドーム(撮影・吉澤良太)
圧巻の投球で優勝投手となった日本ハム・大谷翔平=西武プリンスドーム(撮影・吉澤良太)

ベーブ・ルースは1916年、投手として23勝12敗、防御率1・75で最優秀防御率のタイトルを獲得した。打撃も非凡で、18年には13勝に加えて、本塁打11本でホームラン王になった。大リーブでは唯一の2ケタ勝利、2ケタ本塁打である。次第に打者に専念するようになるが、元祖二刀流といえる。

▶大谷翔平選手(日本ハム)は2年前、11勝、10本塁打で「野球の神様」に並んだ。今シーズンはさらに進化した。打者では初めて100安打を超え、本塁打は22本。投手としてはプロ野球最速の164キロをマークした。7月3日のソフトバンク戦での「1番・投手」なんて、まるで野球漫画のヒーローだ。

▶昨夜、パ・リーグ優勝を3年連続2ケタの10勝目で決めた。二刀流は球界でも論議を呼んだが、もう異論は聞こえない。4年前の選抜高校野球で藤浪晋太郎投手(阪神)から放ったホームランを見た。今度は日本シリーズで対決してほしい。大リーグへ行く前に。