動物愛護週間(20日〜26日)に合わせて、なら動物愛護フェスティバルが25日、宇陀市のうだ・アニマルパークで開かれ、高校生の紙芝居や読み聞かせ、犬や猫のデザインの名札作りなどが行われた。
園内の動物学習館では、県立榛生昇陽高校(同市)の普通科人間探求コースの生徒11人が、ボランティアで手作りの紙芝居やパネルシアターの読み聞かせを行った。
幼稚園や小学校の教員を目指している同コースの生徒は、ボランティア活動の一環として地域のイベントや保育園、小学校などで人形劇や絵本の読み聞かせを続けていて、アニマルパークでの活動は6年ほど前から。この日は犬と家族の絆を描いた「ずーっとずっとだいすきだよ」を手作りのパネルシアターにして読み聞かせたり、手遊びを交えて歌を歌ったりし、会場からは大きな拍手がおくられていた。
同校2年の木村夏美さん(17)は「同じ絵本でも、読む場所や相手によって一回一回反応が違う。実習だけでは学べないことも知れるし勉強になりました」と話し、3年の高幣あゆみさん(17)は「ボランティア活動を通じて、子供に対する教え方や接し方などを学ぶことができました」と話していた。
また、犬や猫の首にも掛けることができる名札作り教室も開かれ、子供たちはかわいい動物のイラストを描き、飼っているペットの名前を書くなどして名札作りを楽しんでいた。
奈良市の小学5年、青木咲絢さん(11)は「猫が好きで、アニマルパークに来たので思い出になるような作品を作りました」と笑顔で話していた。