韓国ロッテ系ゴルフ場にTHAAD配備?週内にも発表へ 地域住民が既に反対運動も「公式通知なく…」

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮のミサイルに対処する米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備先が、南部の慶尚北道(キョンサンプクト)星州(ソンジュ)郡にあるゴルフ場に決まり、今週中にも発表される見通しとなった。複数の韓国メディアが26日、韓国国防省や韓国政府筋の話として報じた。

 報道によると、THAADの配備先は大手財閥、ロッテグループの商社が経営するゴルフ場。海抜680メートルで、当初の候補地だった砲兵部隊の敷地よりも約300メートル高く、レーダーの電磁波による健康への影響も少ないという。

 ただ、同ゴルフ場への配備をめぐっては、レーダーが向く地域の住民が既に反対している。また、ゴルフ場を経営するロッテ側との交渉についても、ロッテは「韓国政府から公式な通知を受けていない」という状況だ。

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