花形出番です

「父・中村橋之助と一緒に出ることも多く勉強になる」「歌舞伎も学校も大好きなので両方楽しむ」 歌舞伎俳優・中村宜生さん(15歳)(2)

歌舞伎俳優・中村宜生さん
歌舞伎俳優・中村宜生さん

新作の祝儀舞踊ご期待を

 10月、歌舞伎座(東京都中央区)で始まる親子4人同時襲名披露興行の序幕は「初帆上成駒宝船(ほあげていおうたからぶね)」。兄弟3人で1幕、踊らせていただきます。

 詞章と美術は、以前から僕がファンだった、現代美術家の山口晃先生が描いてくださったお扇子をもとにしています。前半は初代中村歌右衛門から始まる成駒屋(屋号)の歴史をたどり、後半は山口先生が書いてくださった詞章に合わせ、船出の絵の前で踊ります。

 僕は絵が好きで、山口先生の作品は現代と過去が融合している作品が多く、ひかれていました。今回、配り物のお扇子のデザインや詞章をお願いするにあたり、ご飯をご一緒させていただいたのですが、僕らの個性に合わせ、素晴らしい詞章を書いてくださいました。今後も成駒屋の節目の興行でご披露できるよう一生懸命に踊りたいです。

 僕は昼夜5演目に出演するのですが、どの作品でも最年少。先輩方のすごさに接し、できるだけ吸収したいと思います。通学しながらの出演ですが、歌舞伎も学校も大好きなので、両方楽しむつもりです。父(中村橋之助)の代表作がそろい、一緒に出ることも多いので勉強になります。