築地移転延期

「移転に反対だった都議会民主党への対応に追われ、盛り土をしないことは知らなかった」元都幹部証言 豊洲地下空洞設置で情報共有怠る

 地下空洞の整備案は22年7月までには決定したとみられるが、中央卸売市場の当時の担当幹部は、産経新聞の取材に「予算が凍結された時期は築地での再整備が難しいことを議会に説明することに注力していた。意識は議会に集中していた」と説明。「施設の設計を発注する際も、素晴らしい市場にしようと建物をどう配置し、どんな設備を入れるかということばかり考えていた。盛り土の上に建物が建つという認識だった」と述べた。

 議会対応を担っていた別の幹部は「当時は民主党のチェックも厳しく、何かを隠すような状況ではなかった。全ての情報をオープンにしてきたつもりだ」と話すが、盛り土をしない方針については「知らなかった」といい、都議会にも地下空洞に関する詳しい説明はしていなかった。