最後に「高校生の娘が社会の宿題で調べ物をしている。女性国際戦犯法廷のパネルだけ写真を撮らせてほしい」とお願いしてみましたが、残念ながら断られました。
これが悪名高き「東京都新宿区西早稲田2-3-18」という住所の実態です。この資料館の他は普通のオフィスのようになっていて、関係者以外には開放されていませんでした。なお、来年には「女たちの戦争と平和資料館」は隣のビルに移り、さらに展示スペースを拡大し、立派になるようです。
スタッフの人件費、ビルの賃料、豪華なパネルや資料集、さらに豪華になる資料館。運営にはかなりのお金が必要であるはずです。資料館のパンフレットの中には寄付用の振込用紙が挟み込まれていましたが、寄付だけで成り立っているとはとても思えません。何とも不思議な場所でした。
■杉田水脈(すぎた・みお) 昭和42年4月生まれ。鳥取大農学部林学科卒。西宮市職員などを経て、平成24年に日本維新の会公認で衆院選に出馬し、初当選。平成26年に落選後は、民間国際NGOの一員として国際社会での日本の汚名をそそぐために活動を続けている。好きな言葉は「過去と人は変えられない。自分と未来は変えられる」。