「女たちの戦争と平和資料館にいきたいのですが…」
「それは隣のビルの2階です。この通路を行くといいですよ」と親切に教えてくれました。言われたとおりに2階に上がると壁一面、元慰安婦のおばあさんたちの顔写真で埋め尽くされている広い通路がありました。そこを通過すると「女たちの戦争と平和資料館」の入り口がありました。
入ってすぐ右手に、例のイラストがありました。思ったより小さいサイズです。気になりましたが、そのまま奥進み、受付で入館料を払い、名前と職業を書きました。受付の奥は事務所のようになっており、3~4名のスタッフが談笑していました。
我々は静かに展示物を見て回りました。入り口から入ってすぐの壁は、前述の「女性国際戦犯法廷」のコーナーになっており、先ほどのイラストやその疑似法廷で有罪とされた方々の写真がかかっています。その中央にあるのが昭和天皇の遺影でした。
パネルの下には、分厚いファイルがずらっと並んでおり、元慰安婦の証言などが収められています。その前に置かれている展示物は、韓国語の絵本や日本の漫画(石坂啓氏の漫画「正しい戦争」に収められている「突撃一番」という作品)のコピーなどでした。