この秋の交通安全運動の重点目標にも「合図の徹底」を掲げ、広く周知していく方針だ。西郷正実県警本部長は「春と秋の交通安全県民運動で合図の徹底を重点目標とし、関係機関・団体とともに広報啓発活動を行っている。これらの取り組みを強力に推進することに加え、合図不履行に対する交通指導取り締まりを強化したい」と話す。
県警交通企画課も「合図を出さないのはマナー違反ではなく、ルール違反であることを再認識してもらうように指導取り締まりを推進していきたい」とする。
用水路転落に続き
岡山県では用水路への転落事故が多発し、その対策が急務になっていることがニュースになった。そして今回は、ウインカーを出さないなど交通マナーの悪さがやり玉に。またも不名誉な話題がクローズアップされ、県民としてはやりきれない気持ちだろう。
伊原木隆太知事は「(交通マナーの悪さは)岡山県民として反省しなければいけないことだと思っている。運転というのは本当に県民性を映すところがあり、命に関わっているんだという意識をもっと浸透させなければ」と話している。