危険運転を多く目撃
記者は昨年5月、岡山支局に配属されたが、車を運転していてウインカーを出さずに右左折する車に多く出くわした。さらに、今まで経験することがなかった危険な運転や目を疑うような状況も目撃した。
例えば、交差点を通行中に黄信号になったが、後続車2〜3台が加速して交差点に進入したり、黄信号で停車したところ、後続車が車線をはみ出して猛スピードで追い越し、赤信号の交差点を強引に突破したり…。ショッピングセンターの駐車場の通路に駐車する車や一方通行を逆走する車も見た。
運転マナーの悪さは平成27年12月の県議会でも取り上げられた。県議が「『県民は交通ルールを守らない、交通マナーが悪い』といわれることが多く、車線変更時や右左折時に方向指示器を出さない、『とまれ』(の表示場所)を止まらないなど、県民の一人として残念」などと答弁した。
これに対し、斉藤良雄県警本部長=当時=も「信号の変わり目で加速しての無理な進行、一時停止の不徹底など、基本的なルールの不順守が他府県に比べても極端に目につく」と答え、「自己都合による勝手なルールがまかり通っている」と認めた。
県民性の表れ?
ほかにも、「合図を出さないことが格好いいと思っているのだろうか」=岡山市南区の主婦(36)、「マナーやルールを守れない大人は格好悪い」=同市中区の小6女児(11)=などの声も。