【ビジネスの裏側】「ヨコヨコ」封印、いざ勝負 50周年アンメルツ米国進出 爆買いで自信?小林製薬M&A(1/3ページ) - 産経ニュース

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「ヨコヨコ」封印、いざ勝負 50周年アンメルツ米国進出 爆買いで自信?小林製薬M&A

小林製薬が買収した米製薬会社の消炎鎮痛剤「ジムマックス」
小林製薬が買収した米製薬会社の消炎鎮痛剤「ジムマックス」

 小林製薬が、昭和41年の発売から今年で50周年を迎えた外用消炎鎮痛剤「アンメルツ」を引っさげて米国市場に参入する。米国で同社はカイロや冷却シートを主力商品として展開してきたが、同様に大衆薬を取り扱う米メーカーを買収したことによって、米国での医薬品事業を一気に本格化させる狙いがある。ただし、米国で「アンメルツ」の名称は使わない見込みで、ドラッグストアの店員に「ニューアンメルツヨコヨコ」と告げても、通じないはずだ。(阿部佐知子)

米国で手に入れた「ジムマックス」

 9月2日、小林製薬は米国の医薬品メーカーのベルリン社を買収した。買収額は非公表。ベルリン社は、米国内のドラッグストアやスーパーマーケットなどで流通する一般用外用消炎鎮痛剤「ジムズマックス」を販売するパーフェクタ社を傘下に持つ。売上高1240万ドル(約12億6千万円)で化粧品なども扱うが、9割をジムズマックスが占める。

 小林製薬は米国に現地法人を置いており、海外での売上高189億円のうち85億円が米国だ。主にカイロを中心に熱さまシートや眼鏡クリーナーなどの日用雑貨を販売している。ただ承認の厳しさから、米国ではこれまで医薬品を販売してこなかった経緯がある。