その他の写真を見る (1/14枚)
「私は人と比べられたくない。だけどAKB48は、それを許してはくれない」
「毎日同じように一生懸命やってきて、格差が生まれた」
「もっと可愛く生まれたかった。もっと人気が欲しかった」
エッセイにつづられた文字から、アイドルとして戦ってきた1人の女性の肉声が響いてくる。フォト&エッセイ「私は私」(撮影・藤代冥砂、竹書房、1500円+税)で、13歳から10年間、山あり谷ありのアイドル人生を刻んできた峯岸みなみ(23)が、心も身体も大人になった赤裸々な姿を披露している。
「1回目に出させていただいた写真集が15歳のときだったので、それに比べると表情も衣装もポージングも、今回は攻めたなと。次いつ出せるか分からないので、やれるうちにやっておこうとすべて出し切りました」。発売イベントの囲み取材で、みぃちゃん(峯岸のニックネーム)は満足そうな表情を見せた。
タイトルの「私は私」は秋元康・総合プロデューサーが峯岸みなみの為に書いてくれたソロ曲のタイトル。デビューしたころから人と比較したり、人をひがんだりうらやんだりという人生を歩んできたので、「峯岸は峯岸でいいんだよ」「自分は自分でいいんだよ」というメッセージが込められている。
「私自身もみぃちゃんと重なる部分がある」「ありのままが見られて、読む前よりずっと好きになった」など、同年代の女性からの反響が大きく、発売イベント来場者も半分は女性だった。発売2週間で重版が決まった。
「攻めた」セクシーショットは、下着や水着のほか手ブラ写真も。湯船の中、肌に張り付いた白いタンクトップ姿もなまめかしい。