原発最前線

「破綻」と酷評された凍土壁に次の手はあるのか? 東京五輪に間に合わない…福島第1原発の汚染水対策

 規制委側は凍土壁に頼らない対策が必要とも指摘しており、更田豊志委員長代理は「長い時間をかけて議論するつもりはない」として東電に早急な回答を求めている。

 凍土遮水壁 福島第1原発では、建屋内に1日数百トンの地下水が流入し、汚染水が発生し続けている。このため、建屋周辺に約1500本の凍結管(26・4メートル)を埋めて、冷媒となるマイナス30度の塩化カルシウム水溶液を循環させ、土壌を凍らせて壁をつくる。壁の総延長は約1500メートル、厚さ1〜2メートルで凍土は計約7万立方メートル。凍土壁はトンネル工事などでも使われている。

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