シネマプレビュー

「エル・クラン」

【プレビュー】「エル・クラン」
【プレビュー】「エル・クラン」

 1980年代のアルゼンチン。元情報機関職員のアルキメデス(ギレルモ・フランセーヤ)は家族を巻き込んで、身代金目当ての誘拐ビジネスを始める。長男、アレハンドロ(ピーター・ランサーニ)は反発を覚えながらも、「家族のため」という父に逆らえず、深く加担していく…。

 パブロ・トラペロ監督が実話を映画化。家族ぐるみで血まみれの誘拐ビジネスに邁進(まいしん)するさまは不条理劇のよう。フランセーヤの狂気を宿らせた瞳が印象的だ。17日、東京・新宿シネマカリテなどで全国公開。1時間50分。(耕)

 ★★★★☆(★5傑作 ★4見応え十分 ★3楽しめる ★2惜しい ★1がっかり ☆は半分)