関西の議論

絶景!海の見える舟屋の「お試し住宅」月2万5千円…人口減に悩む自治体、工夫懲らすも移住者は?

最後は人とのつながり

 「お試し住宅(居住)」は数年前から、人口減に悩む地方で行われるようになった。国が昨年、空き家を活用した短期移住にあたる同制度について、旅館業法の適用外との判断を示したことから実施する自治体が最近増えているが、実績については未知数だ。

 伊根町に隣接し、丹後半島で大きな面積を占める京都府京丹後市。ここでも今年度から「お試し住宅」の制度を始めた。海もあり、山もある特性を生かし、「海のそばのまちの暮らし」「山の近くの里の暮らし」の2テーマで、同市網野町と弥栄町に1軒ずつ用意している。

 同じ年度内で通算30日以内なら何度でも利用可能で、最短滞在日数の3日で4500円、4日目以降は1日に1500円。1人でも夫婦でも利用でき、これまで2軒で3人と2組が利用している。

 同市の移住支援員、小林朝子さんが、農業に従事することを希望する人には地元の農業者を紹介するなどのケアを行っている。

 小林さんは「最終的には人とのつながりが大きな力になる。お試し住宅に住む人になるべく大勢の人に会ってもらうことで人との絆ができ、それが移住の決め手になると思う」と話している。

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