関西の議論

絶景!海の見える舟屋の「お試し住宅」月2万5千円…人口減に悩む自治体、工夫懲らすも移住者は?

 お試し住宅は当地での住居や職探しの拠点という位置づけで、移住後は別の場所に住むことになる。居住に関して厳しい条件はないが、町としては農業・漁業の1次産業に従事する意向のある人などを優先し、若い働き手を希望している。しかし、現実はなかなかうまくいかないようだ。

 中には「テレビで見たことのある舟屋に一度住んでみようか」と考えているだけで、移住の考えはないのでは? と疑われるような応募もあるとか。

 5月から1カ月ほど入居したのは京都府南部に住む50代の夫婦で、現在も移住について検討中という。2人の場合、夫が会社員のため、土、日曜だけ伊根町に来て滞在。農業や漁業でバリバリ働こうというよりは、リタイア後にゆっくり過ごす場所を探しているということらしい。

 町は「とりあえず入居希望者があるだけで正直、ほっとしている。確かにまだ移住は決まっていないが、それに向けて進んでいる状況。今のお試し住宅は海の近くにあるが、伊根には農業もあり、山のほうにもう1軒、お試し住宅があってのいいかなと思っている」と話す。

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