外交官が見たニッポン

サンマリノ共和国のカデロ大使はこう断じた…「カミカゼはテロリストではない」「日本人のユニークさの根源は神道だ」 

 --といいますと

 「私は、中国やベトナムなど、アジアの国々でよく講演をします。講演の後、学生や一般の方に質問するんです。『もし、時間とお金があれば、どこに一番行きたいですか?』。不思議なことに沢山の方が、『日本に行ってみたい』と言う。理由を聞くと、こんな答えが返ってきます。『日本は小さい国で、地震、津波、戦争でものすごく苦しんだ。広島、長崎の経験がある国は日本しかなく、それ以上厳しい戦争の経験がある国は多分ないと思う。それでも、上手に立ち直って、分野によっては世界のナンバーワンになる。どうして同じアジアの国なのに、日本はどう違うのか、日本人はどういう生活をしているのか。自分の目で確かめたい』。この気持ちは私もよく分かります。ただ、問題がありますね」

 --どんな問題ですか

 「アジアの人は日本への入国がすごく難しい。観光でも。日本人の知り合いやインビテーションレターがないと、なかなかビザがおりない。日本に留学する学生は、米国と違って、アルバイトは許される。この点は素晴らしいことですが、2年以内に日本語を覚えなければならない(※日本国内の日本語学校で学ぶ外国人留学生は、入国から2年間のうちに、大学進学などにより在留期間の更新を受けない限り、留学の在留資格を失う)。コンビニ、スーパーなどは留学生のアルバイトが今や大勢いますから、やめられると大混乱になります。ルールが非常にアンバランスです。私は7カ国語を話しますが、日本語は、ニュアンスが難しく、諺もたくさんあります。2年で覚えられたら天才ですよ。ノーベルプライズもらうべきですよ。2年間勉強して、覚えられなければ大学に入れない、専門学校にいけない、国に帰ってください、というのはちょっと厳し過ぎます」