米テスラモーターズの日本法人は12日、電気自動車(EV)のスポーツ用多目的車(SUV)「モデルX」を公開し、ウェブサイトで受注を始めた。テスラによると、EVのSUVは日本国内で初めて。セダン「モデルS」「モデル3」のラインアップにSUVを追加し、EVの普及を加速する。
モデルXは3列シートの7人乗りで、バッテリー容量が60〜100キロワット時の4モデル。最上位モデル「P100D」は1回の充電で最長542キロを走り、時速100キロまで3・1秒で加速する。
後部席ドアには上部に開くガルウイング式を採用し、横幅の狭い駐車場でも開閉できる。エンジンのないEVの特徴を生かし、ボンネット下にも荷物を入れられるなど機能性にもこだわった。
価格は895万〜1611万2000円。16日から直営店でも予約を順次受け付け、来年2月にも納車を始める。
日本法人のニコラ・ヴィレジェ社長は、「いま最も盛り上がっているSUV市場に唯一無二の車種として乗り込む」と語った。