北朝鮮核実験

自民・二階俊博幹事長が激怒「北朝鮮がビリッとくるような決意表明を」 度重なるミサイル発射には「こんななめられた話はあるか」

 【ハノイ=沢田大典】ベトナムを訪問中の自民党の二階俊博幹事長は9日午前(日本時間午後)、北朝鮮の核実験について「強く非難するだけでなく、北朝鮮がビリッとくるような決意というものを表明しなければ、国民の期待に応えることにはならない」と述べ、政府により踏み込んだ対応を求めた。

 二階氏は「核実験を行ったと判断せざるをえ得ない」とした上で、「日本は深刻に懸念するとともに、これに対する非難をさらに強くしなければならない」とも語った。衆参両院での非難決議については「当然ある」と述べた。また、午後にベトナムの最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長らと会談し、連携して対応するよう呼びかける考えを示した。

 二階氏はまた、北朝鮮がミサイル発射を繰り返していることについて「こんななめられた話はあるか。今年に入って二十数発も撃たれている。それに同じことばかり言っている」と語気を強めた。ハノイで記者団に語った。

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