8日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、IT大手アップルが売り込まれたことが響き、前日比46・23ドル安の1万8479・91ドルと続落して取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は24・45ポイント安の5259・48だった。
アップルは、前日に新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)7」を発表したが、内容が期待外れと受け止められ、株価が大きく下落した。つられてハイテク銘柄が軒並み値下がりし、相場の重荷となった。
欧州中央銀行(ECB)が金融緩和の期限延長を見送ったことなどでドイツやフランスの株式相場が下落したことも、投資家心理の悪化につながった。
ただ原油先物の上昇で石油株に買いが入ったこともあり、ダウ平均は取引終了にかけて下げ幅を縮小した。(共同)