小浜の谷田部ねぎ、若狭の山内かぶら 国からお墨付き 福井 - 産経ニュース

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小浜の谷田部ねぎ、若狭の山内かぶら 国からお墨付き 福井

 ■地域ブランド登録 「100年以上栽培、生産者の励みに」

 小浜市谷田部で生産されている「谷田部ねぎ」と若狭町山内の「山内かぶら」が7日、農産物など地域ブランド品を保護する国の「地理的表示(GI)」に登録された。県内で登録されたのは、鯖江市の「吉川なす」を入れて3品となった。県は「いずれも100年以上栽培されている伝統野菜で生産者の励みになる。もっとPRしていきたい」としている。

 GIは、地域固有の気候風土や伝統製法と結びついた農産品や食品の名称(地理的表示)を知的財産として保護する制度。国が品質にお墨付きを与えることでにせ物の流通を防ぐ。

 谷田部ねぎは、鯖街道を通じて交流がある京都の九条ねぎがルーツとされ、明治以降に地名をもとに名づけられた。県の伝統野菜「福井百歳やさい」の一つにも数えられる。植え替え時に斜めに植える栽培方法によって軟白部(葉から白い部分)が釣り針状に曲がっていて、独特のねばりと甘みがある。生産農家が平成13年に生産組合(池田良光組合長)を結成。継続的に栽培し採種している。栽培面積は約3ヘクタールで生産者は12人。10月〜2月が旬。年間約5トンを出荷し、小浜市内のスーパーなどに販売している

 山内かぶらは、明治時代から栽培されている白カブ。円錐形でくぼみとひげ根が長いのが特徴で、一般的な白カブに比べ肉質が締まり、柔らかく甘みがある。生では独特の苦味があるが、漬け物や加熱調理でうま味に変わる。葉が長く大きいため漬け物や煮物などに使われる。生産農家が23年に「山内かぶらちゃんの会」(飛永悦子代表)を結成。生産者は12人で収穫時期は11月〜2月。栽培面積は60アールで年間500キロを生産。地元直売所や学校給食、レストラン、京都の料亭に販売している。