伊方原発営業運転

「福島と同じことは起きない」 再稼働同意の中村・愛媛県知事

伊方原発3号機の安全対策をめぐり、愛媛県の取り組みについて語る中村時広知事=愛媛県
伊方原発3号機の安全対策をめぐり、愛媛県の取り組みについて語る中村時広知事=愛媛県

 約5年3カ月ぶりに再稼働した四国電力伊方原発3号機が7日、営業運転を開始した。再稼働に同意した愛媛県の中村時広知事は産経新聞の取材に応じ、「東京電力福島第1原発事故を検証した上で県独自の行動を起こし、その延長線で同意に至った。福島とは地形なども違い、全く同じことは伊方では起きない」との見解を示した。

安全対策を施しつつ向き合って

 中村氏は「理想論では、脱原発は目指すべき目標」としつつ、わが国のエネルギー事情を鑑みて「出力、安定供給、コストの3条件で原発に代わるエネルギーが見つかるまでは、安全対策を施しつつ向き合っていかざるを得ない」と述べた。

 愛媛県は9月4日、伊方原発の過酷事故を想定した住民の避難訓練を実施。伊方原発は半島の付け根にある立地から、事故発生時に半島の先端側の住民が孤立する恐れが指摘されているが、中村氏は「感情論ではなく、正しく恐れるという視点が大事だ」と強調。その上で「伊方には津波のリスクはないが、揺れのリスクは福島と同等にあるが、万一の時の暴走を止めるめどは立った」と語った。

会員限定記事会員サービス詳細