衝撃事件の核心

「睡眠妨害だ!」住民ブチ切れ、ペット施設〝鳴き声テロ〟 騒音トラブル法廷闘争の顛末

睡眠妨害レベルの音量

「ワンワン!」

昨年5月の午前3時半ごろのことだ。寝室で寝ていた夫婦は、施設の犬たちの鳴き声で目が覚めた。大型犬の重低音と小型犬のハイトーンが織りなす、未明の大合唱だった。

毎夜繰り返される騒音に耐えかね、すでに同年1月にはサロン経営者に慰謝料の支払いを求める訴訟を大津地裁に起こしていた。

騒音の証拠を得るために、部屋には騒音計を設置していた。犬が鳴いたこの瞬間、騒音計が示した最大値は56・8デシベル。部屋の窓は閉まっていた。

環境省が定める騒音基準では、住居地域では昼間(午前6時~午後10時)は55デシベル以下、夜間(午後10時~翌午前6時)は45デシベル以下が望ましいとされている。

3分後には窓を開けた状態で61・7デシベルを記録した。睡眠妨害レベル(60デシベル)を超える騒音だった。

さらに同年7月の午前0時過ぎ、騒音計は窓を開けた状態で69・2デシベル、ニワトリが鳴き始めた午前5時過ぎに61・8デシベルを示した。

一方、犬やニワトリが鳴いていないときの深夜から未明にかけての室内は約28デシベル。鳴き声がいかに大きかったかを物語る結果となった。

睡眠不足で仕事打ち切り

妻によると、自宅と施設がある場所は山間部のため、昼間は猿、夜は鹿や野良猫が出没し、そのたびに施設の犬たちが反応して激しくほえる。

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