地球温暖化で逃げ出す動物たちの「移動マップ」 多くが逃げた先は…

 海面上昇と気温上昇に対応して、2%2C900種類を超える鳥類、ほ乳類、両生類が「逃亡」する可能性があると推定されている。生態学者によって作成された動物たちの「行動マップ」に学ぶ、人類が動物のためにできることとは。

川を渡るヌーの大群。PHOTO: SOLENT NEWS / AFLO

別荘をもつ人間と同じように、より快適な気候を求めて季節的に移動する動物たちがいる。科学者らはそうした移動を長年にわたりマッピングし、そこにパターンがあることを確認してきた。さらには、移動のルートを遺伝子で伝える動物もいる。

しかし、「Migrations in Motion」が予測しているのは、気候変動によって強制される新たな種類の移住だ。この新しいデータ可視化プロジェクトは、非営利組織「The Nature Conservancy」とワシントン大学の調査に基づいており、海面上昇と気温上昇に対応して、2%2C900種類を超える鳥類、哺乳類、両生類がとりうる移動を描き出している。

その動きは不安を誘うとはいえ、インタラクティヴなマップそのものは魅惑的に見える。南北アメリカの黒い地図のうえに、色の付いたオタマジャクシのようなものが動いている。色分けされた流れは、さまざまな種の現在の生息地と、気候変動に対応するために必要になる移動先とを結んでいる。

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