北朝鮮拉致

10〜20代の女性がわずか7年間に20人も姿を消していた 不可解な遺留品など数々の共通点が…

北朝鮮向け短波ラジオ放送「しおかぜ」のメッセージを収録する河田君江さんの母、奈津江さん(左)と西村京子さんの母、育代さん(右)=8月31日、山口県長門市
北朝鮮向け短波ラジオ放送「しおかぜ」のメッセージを収録する河田君江さんの母、奈津江さん(左)と西村京子さんの母、育代さん(右)=8月31日、山口県長門市

 北朝鮮による拉致の可能性を排除できない特定失踪者約470人のうち、10〜20歳代の若い女性20人がわずか7年の間に謎の失踪を遂げている。8月31日に特定失踪者問題調査会が特別検証を行った山口県でも、2人の女性がその期間に行方不明となった。20人の中には状況が似ているケースもいくつかある。調査会は失踪は偶然ではなく、何らかの組織がかかわっている可能性があるとみているのだが、背景には何が隠されているのか。

不可解な場所に置かれていた遺留品

 調査会によると、昭和59年から62年に13人、平成2年から4年に7人の10〜20代の女性特定失踪者の行方が分からなくなった。その中には、共通点があるケースもみられる。

 例えば、平成2年に山口県でいなくなった河田君江さん(50)=同(23)=と2年に岡山県井原市で消息を絶った清水桂子さん(47)=同(22)、4年に秋田県能代市で失踪した松橋恵美子さん(51)同(26)、の3人については、遺留品として車が残されていた。

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