三重県内の博物館など、津でシンポ 学芸員の「イチオシ」紹介 - 産経ニュース

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三重県内の博物館など、津でシンポ 学芸員の「イチオシ」紹介

 博物館や美術館の学芸員が思い入れのある展示品を紹介するシンポジウム「ミュージアムトーク!!『私のイチオシ』」が3日、津市一身田上津部田の県総合文化センター・レセプションルームであった。

 秋の企画展示や知られざる博物館の面白さをPRする機会をつくろうと、県生涯学習センターが毎年この時期に開催しており、今回が5回目。県内6館の学芸員が、秋の目玉品や注目されていない名品を紹介し、約130人が聞き入った。

 松浦武四郎記念館(松阪市)の山本命学芸員は秋の特別展「世にも稀(まれ)なる蝦夷(えぞ)屏風(びょうぶ)」(21日〜11月20日)で初公開する蝦夷屏風を紹介。幕末に蝦夷地を6回踏査した武四郎の旅の領収書やアイヌ民族の少年が文字の手習いをした紙、大久保利通の手紙などが1枚の屏風に貼り付けられているという。

 パラミタミュージアム(津市)の湯浅英雄学芸員は、館が所蔵する木像十一面観音立像の修復過程で鎌倉時代の仏師、長快が作ったことを示す銘文が見つかり、国の重要文化財に指定されるまでの経緯を紹介。斎宮歴史博物館(明和町)の船越重伸学芸員は、展示室の入り口付近に展示されているが、ほとんどの見学者が通り過ぎてしまうという斎王の人形がイチオシとし、ぜひ見てほしいと呼びかけた。