殺処分直前から警察犬の「アンズ」が本に 飼い主「頑張る勇気持って」

 今では立派な警察犬のアンズ。ある日、鈴木さんは車の鍵をなくしてしまう。一緒に飼っている警察犬のシェパードとアンズの訓練中のことだ。アンズはすぐに発見した。体高が低く、歩幅が狭いため、小物を見つけるのが大型犬より得意だったのだ。

 すでに小さな遺留品がある事件現場に出動しており、警察犬には不向きとされていた体格が、逆に武器になっている。今後は、ショッピングモールなど、人が多い場所での活躍も期待されている。大型犬よりも目立たず、怖がる人が少ないのも強みだという。

 「子供たちには、やりたいことがあったら『自分には向いていない』と思わず、挑戦してほしい。アンズに触れることで、『頑張る勇気』を持ってくれたら、何よりの幸せです」

 こうも語る鈴木さんは動物愛護推進員として、子供たちがアンズとふれあう場を作る活動にも取り組んでいる。