殺処分直前から警察犬の「アンズ」が本に 飼い主「頑張る勇気持って」

鈴木博房さんの著書「警察犬になったアンズ 命を救われたトイプードルの物語」
鈴木博房さんの著書「警察犬になったアンズ 命を救われたトイプードルの物語」

 殺処分直前だったトイプードルの「アンズ」(雌、3歳)が県内初の小型警察犬になるまでの軌跡が、一冊の本になった。タイトルは「警察犬になったアンズ 命を救われたトイプードルの物語」(岩崎書店)。著者は飼い主で指導士の鈴木博房さん(66)。「かわいすぎる警察犬」を育てた鈴木さんが本に込めたメッセージとは-。 (丸山将)

 「小さな体に秘められたエネルギーの大きさには、驚かされます」

 東海村須和間の自宅で、鈴木さんは誇らしげにそう語り、腕の中では、アンズが幸せそうに甘えていた。アンズをなでながら「こんな小さな犬が困難なことを成し遂げた。何事も前向きに頑張ることが大切なんだと伝えたいです」とも話した。

 アンズが嘱託警察犬となったのは今年1月。その後、10社を超える出版社から書籍化の申し出があった。ほとんどは「サクセスストーリーを書いてほしい」という依頼だったが、岩崎書店(東京都文京区)の「子供向けの本にしたい」という考えに共感した。