緊迫・南シナ海

習近平氏との会談目前にオバマ氏が牽制「大国だからと力を誇示する理由にならない」

 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は中国・杭州での20カ国・地域(G20)首脳会合に先がけて3日に実施される中国の習近平国家主席との会談を前に「中国は力を増大させる国はより大きな責任を伴うと認識すべきだ」と述べ、南シナ海への海洋進出などで自制を求める考えを示した。4日に放映が予定される米CNNテレビのインタビューで語った。

 オバマ氏は、フィリピンの提訴で南シナ海での中国の主権主張を退けた仲裁裁判所の裁定を踏まえ、「フィリピンやベトナムよりも大国だからといって(南シナ海を)巡回し、力を誇示する理由にはならない」と批判。米国として「国際ルールや規範に従わなければ結果が伴うことを示し続けてきた」と牽制(けんせい)した。

 来年1月に任期を終えるオバマ氏が訪中し、習氏と膝詰めで会談するのは今回が最後となる。